問題1.頭部MRI画像を示す。もっとも考えられる診断はどれか。

1.脳梗塞
2.神経膠芽腫
3.悪性リンパ腫
4.多発性硬化症
5.びまん性星細胞腫

問題2.子宮筋腫症例の骨盤部MRI画像を示す。もっとも考えられる変性はどれか。

1.赤色変性
2.脂肪変性
3.嚢胞変性
4.水腫様変性
5.粘液様変性

問題3.乳房MRI検査についてただしいのはどれか。

1.病変側のみ撮像する
2.正常入選は漸増性の造影効果を示す
3.単純MRIで乳がんスクリーニングを行う
4.拡散強調像はルーチンでは撮像しなくてよい
5.ダイナミック撮像では脂肪抑制法を併用する

問題4.各部位と関連する症候群について正しい組み合わせはどれか

1.唾液腺------SAPHO症候群
2.胸鎖関節----Marfan症候群
3.総胆管------Mirizzi症候群
4.末梢神経----Mallory-Weiss症候群
5.副腎--------Guillain-Barre症候群

問題5.正常解剖について正しいのはどれか

1.子宮頚部は膣側2/3部である
2.前立腺は2つの領域からなる
3.直腸の下部1/3は腹膜がない
4.尿管は2か所にやや細い狭窄部をもつ
5.前脊椎動脈は脊髄の腹側1/3に灌流する

問題6.MRIについて温度による影響を最も受けにくいのはどれか

1.拡散係数
2.共鳴周波数
3.スライス厚
4.横緩和時間
5.水との化学シフト

問題7.ラーモア周波数と比例関係にあるのはどれか

1.縦緩和時間[s]
2.横緩和時間[s]
3.フリップ角[°]
4.繰り返し時間[s]
5.水と脂肪の共鳴周波数差[Hz]

問題8.GRASEについてただしいのはどれか。2つ選べ

1.FSEよりSNRが高い
2.FSEよりSARが高い
3.FSEより高速撮像ができる
4.T2/T1のコントラストになる
5.FSEより静磁場不均一の影響を受けやすい

問題9.MRSについて正しいのはどれか

1.Mixing timeを伸ばすとTEが延長する
2.STEAM法はPRESS法に比べて短いTEを設定できる
3.PRESS法はSTEAM法に比べて短いTEを設定できる
4.PRESS法はスピンエコー法を使用して信号収集を行う
5.加算回数を上げることでスペクトルの信号強度が高くなる

問題10.QSMについて正しいのはどれか。2つ選べ

1.計測値は温度に依存しない
2.Multi echoでの収集が必要である
3.鉄沈着と石灰化で計測値が異なる
4.ミエリンは常磁性体として検出される
5.3D撮像に比べて2D撮像は測定精度が高い

問11.GRE法について正しいのはどれか。2つ選べ

1.Spiled GER法はT1強調画像である
2.TRを延長することで定常状態になりやすくなる
3.横磁化を温存した定常状態をコヒーレントGRE法と呼ぶ
4.定常状態においてFID信号のみではT1強調画像となる
5.定常状態においてHE+STE信号のみではT2強調画像となる

問題12.拡散強調像についてただしいのはどれか。2つ選べ

1.b値の単位は拡散係数の単位の逆数である
2.IVIMは灌流の影響を除外した拡散モデルである
3.FA値をえるためには3軸以上のMPG印可が必要である
4.拡散係数が大きい組織を評価する場合はb値を大きくする
5.Axial diffusivityは異方性が最も強い方向の拡散係数である

問題13.流れの影響にいてただしいのはどれか。2つ選べ

1.FSE法の偶数番目の信号は流速の影響を受けやすい
2.流れによる位相シフト量は流速の変化に依存しない
3.流れによる位相シフト量は正負の傾斜地場の積算印可時間に依存する
4.流速が一定の時は流れによる位相シフトの影響が傾斜磁場の印可時間に比例する
5.流速が一定の時は同じ傾斜磁場強度を1:-2:1の時間で印可することで流れによる位相シフトを補正できる

問題14.パラれれるイメージングについて正しいのはどれか。2つ選べ

1.SENSE系とSMASH系に大別される
2.SMASH系は折り返し画像を展開する
3.複数のコイルの空間的な感度差を利用する
4.Reduction factorがちいさいほど高速かできる
5.Geometrt factorがちいさいほどSNRが減少する

問題15.TOF-MRAについて正しいのはどれか。2つ選べ

1.T1値の長い組織は高信号に描出される
2.撮像断面に平行な走行の血管の描出に優れている
3.TEを短縮することで血管内腔の高信号が得られる
4.MTパルスを利用して高実質の信号を低下させることができる
5.傾斜フリップ角法はスラブへの流入側のflip angleを高く設定する

問題16.EPI法についてただしいのはどれか。2つ選べ

1.T2フィルタリングを生じる
2.Functional MRIに利用される
3.磁化率・不均一磁場の影響が小さい
4.周波数エンコード方向にNハーフゴーストが現れる
5.周波数エンコード方向に化学シフトアーチファクトが現れる

問題17.アーチファクトについてただしいのはどれか。2つ選べ

1.折り返しアーチファクトは受信バンド幅を大きくすると改善する
2.折り返しアーチファクトはzero fill interpolation処理で改善する
3.マジックアングルアーチファクトは撮像断面を変更しても消失しない
4.局所的な磁場の不均一による磁化率差を強調した撮像法である
5.SWIは位相画像にフィルター処理を加えて高周波数の除去を行う

問題18.T2*強調像について正しいのはどれか。2つ選べ

1.磁化率効果は静磁場強度に比例しない
2.TEを延長することで磁化率効果は小さくなる
3.過去に発症した脳内における無症候性微小出血の検出に優れる
4.局所的な磁場の不均一による磁化率差を強調した撮像法である
5.SWIは位相画像にフィルター処理を加えて高周波数成分の除去を行う

問題19.2D-FSE法についてただしいのはどれか。2つ選べ

1.磁化率効果に影響するのは主に受信バンド幅である
2.MT効果やJカップリングにより脂肪は低信号となる
3.スピンエコー法と比べて一般的に受信バンド幅は狭い
4.再収束パするに可変フリップ角を用いるとSARが上昇する
5.ETLが大きい場合T2減衰時間の延長によりブラーリングが起こる

問題20.PC法について正しいのはどれか。2つ選べ

1.VENCの単位はcm2/sである
2.PC-MRAでは流入効果を利用している
3.流速の測定精度は測定断面に依存する
4.VENCの設定が高いほど高い双極傾斜磁場強度を必要とする
5.撮像対象血管の流速がVENCを超えると速度折り返し現象が起こる

問題21.頚髄のT2強調横断像を示す。矢印が示す付近の脳脊髄液の信号低下について正しいのはどれか。2つ選べ

1.拍動が原因である
2.低磁場ほど影響が大きい
3.T2*強調像の方が顕著である
4.回避には流速補正法が有用である
5.回避にはインターリーブ撮像が有用である

問題22.NEMAにおける均一性の評価についてただしいのはどれか

1.スライス厚は10mmより厚く設定する
2.不均一度はで100*(Smax+Smin)/(Smax-Smin)計算される
3.T1値が400msのファントムを用いた場合、TRは1200msで問題ない
4.画像のノイズの影響を少なくするために9点ローパスフィルタ処理を行う
5.NAAD(normalized absolute average deviation)はROI内の各ピクセル値の標準偏差から均一性を評価する方法である

問題23.IECにおけるゴーストアーチファクトの評価について正しいのはどれか。2つ選べ

1.2D-SE法で撮像する
2.FOVはファントムの大きさの1.5倍程度とする
3.SNRが低いとノイズでアーチファクトが認識できなくなる
4.ゴースト信号比、ゴースト雑音比および信号雑音比の値を評価する
5.バックグラウンド領域に設定するROIはファントムに対して位相エンコード方向の背景で測定する

問題24.TR200ms、周波数エンコード数256、位相エンコード128、加算回数2および心拍数80/minの場合に発生するゴーストアーチファクト間隔に最も近いピクセル数を選べ

1.34
2.38
3.68
4.76
5.136

問題25.IEC 62464-1に示されるMRIの空間分解能測定ファントムおよび測定用画像の例を示す

1.d/Lは0.5とする
2.aはLの10倍未満とする
3.bはスライス厚の2倍以上とする
4.この画像から得られるのはy軸に沿った空間分解能である
5.ROI内の信号値と標準偏差から平均MTFを測定することができる

問題26.頸動脈血管壁イメージングを得るために血流信号を低下させる方法はどれか

1.FSE法ではRFAを高くする
2.MRRAGE法では短いTEを使用する
3.心電同期法を使用して拡張期に撮像する
4.2D―FSE法では血管走行に平行な断面で撮像する
5.SE系シーケンスではk空間の充填法としてCartesianではなくragial samplingを選択する

問27.Single-shot EPI法の拡散強調像について正しいのはどれか

1.低いb値では強いMPGを印可する
2.低いb値では灌流の影響を受ける
3.ケミカルシフトは周波数方向に生じる
4.b値の組み合わせを変えてもADCは一定である
5.受信バンド幅に関係なく画像ひずみは実行TEを短縮すると低減する

問題28.肝臓のMR elastographyについて正しいのはどれか

1.3T装置には導入できない
2.ガントリーの振動を利用している
3.MEGと呼ばれる傾斜磁場を利用する
4.得られる硬度の単位は[Wb]である
5.心拍動が結果に与える影響は少ない

問題29.造影剤について正しいのはそれか。2つ選べ

1.SPIOは副脾に集積する
2.Gd-EOB-DTPAの緩和度はGd-DTPAより高い
3.塩化マンガン四水和物はT1延長効果がある
4.造影剤濃度とT1強調像の信号強度は比例する
5.脳転移検索の際は造影剤静注後なるべく早く撮像を終了することが推奨されている

問題30.左膝のT2強調横断像を示す。内側支帯はどれか

1.a
2.b
3.c
4.d
5.e

問題31.頭頚部の造影T1強調横断像を示す。内側翼状突起はどれか

1.a
2.b
3.c
4.d
5.e

問題32.脳内出血の時期と結手及び信号強度の関係について正しいのはどれか。2つ選べ

1.超急性期-------オキシヘモグロビン-----T1強調像で高信号
2.急性期---------デオキシヘモグロビン---T2強調像で低信号
3.亜急性期-------メトヘモグロビン-------T1強調像で低信号
4.亜急性期後期---メトヘモグロビン-------T2強調像で高信号
5.慢性期---------ヘモジデリン-----------T1強調像で高信号

問題33.脳・頭頚部腫瘍について正しいのはどれか。2つ選べ

1.髄芽腫は拡散強調で低信号を示す
2.びまん性星細胞腫は多くは造影後の増強効果が見られる
3.類表皮嚢胞(類上皮腫)は拡散強調で高信号を示す
4.グロムス腫瘍のダイナミック撮像では豊富な血流が確認んできる
5.下垂体微小腺腫のダイナミック撮像では正常組織よりも早期濃染される

問題34.MRI画像を示す。最も疑わしい疾患名はどれか

1.上衣腫
2.髄膜腫
3.神経鞘腫
4.多発性硬化症
5.椎間板ヘルニア

問題35.肝臓疾患(造影剤)と典型的な造影効果の組み合わせにつて正しいのはどれか。2つ選べ

1.脳転移(SPIO)------------------------T2強調像で取り込みなし
2.肝内胆管癌(細胞外液性)--------------門脈相でwashout
3.肝海綿状血管腫(Gd-EOB-DTPA)---------肝細胞相で低信号
4.低分化型肝細胞癌(Gd-EOB-DTPA)-------肝細胞相で高信号
5.限局性結節性過形成(Gd-EOB-DTPA)-----肝細胞相で低信号

問題36.前立腺のMRI検査について正しいのはどれか

1.ADC値は撮像条件に依存せず値は変わらない
2.前立腺癌ではT2強調像において高信号を示す
3.前立腺がんのMRSはクエン酸のピークが高くなる
4.正常組織の辺縁はT2強調像において低信号を示す
5.前立腺癌の多くは造影ダイナミック撮像により後期相でwashoutを呈する

問題37.女性子t版のMRI検査について正しいのはどれか。2つ選べ

1.子宮筋腫の多くはT2強調像で高信号を示す
2.漿液性嚢胞腺腫は拡散強調像で高信号を示す
3.子宮内膜は生理周期の増殖期に最も薄く描出される
4.成熟嚢胞性奇形腫の鑑別には脂肪抑制法が有用である
5.子宮腺筋症ではT2強調矢状断でjunctional zoneに連続する境界不明瞭な低信号が認められる

問題38.矢印で示す病変が存在する肝区域(Couinaud分類)はどれか

1.S4
2.S5
3.S6
4.S7
5.S8

問題39.Gd-EOB-DTPAを用いたダイナミックMRI(左から動脈相、移行相、肝細胞相)を示す。矢印に示す病変について最も疑われるのはどれか

1.肝血管腫
2.高分化型肝細胞癌
3.中分化型肝細胞癌
4.低分化型肝細胞癌
5.限局性結節性過形成

問題40.心臓MRI検査で結構再建術を予定している患者の心筋生存能(バイアビリティ)を評価するために最も必要な画像はどれか

1.シネMRI
2.LGE MRI
3.ECVmap
4.Native T1map
5.脂肪抑制T2強調像

問題41.JIS Z 4952 :2022「磁気共鳴画像診断装置―第一部:基本パラメータの決定方法」に記載されている測定項目はどれか。2つ選べ

1.空間分解能
2.折り返しアーチファクト
3.モーションアーチファクト
4.ゴーストアーチファクト
5.Contrast-to-noise rato(CNR)

問題42.JIS Z 4951 : 2017について正しいのはどれか。2つ選べ

1.静磁場強度は第一水準操作モードの上限が4Tから8Tに引き上げられた
2.RF送信モードについて操作者が望めば円編派RFを使用する場合はCPという表示を確認することができる
3.長時間MR検査の比吸収エネルギー上限値はMR検査当たり14.4kj/kg(=240W・min/kg)に制限されている
4.MR条件付き適合植込物を装着した患者を撮像する場合は操作者が植込物に応じた上限値を設定できるオプションをつけるように定められた
5.MR装置の”適合性を記載する技術指示書”には静磁場の空間分布は記載する必要があるが磁石周辺の傾斜磁場分布やRF磁場の分布は記載する必要はない

問43.JIS Z 4951 : 2017でのMR装置の傾斜磁場出力に関する記述について()に入る言葉の組み合わせで正しいのはどれか
・どの操作モードでも、患者及びMR作業従事者の(ア)を防止する。
・どの操作モードでも、患者及びMR作業従事者に対して(イ)のはっせいを最小にする
・通常モードでは、(ウ)の発生を最小にしなければならない

1.ア:有痛(不快な)PNS イ:心臓への刺激 ウ:耐えられないPNS
2.ア:心臓への刺激 イ:有痛(不快な)PNS ウ:耐えられないPNS
3.ア:有痛(不快な)PNS イ:耐えられないPNS ウ:心臓への刺激
4.ア:耐えられないPNS イ:心臓への刺激 ウ:有痛(不快な)PNS
5.ア:心臓への刺激 イ:耐えられないPNS ウ:有痛(不快な)PNS

問題44.静磁場がZ軸方向のMR装置に対して受信コイルとして不適切な配置方法はどれか。2つ選べ

1.a
2.b
3.c
4.d
5.e

問題45. 磁気的変位力が重力と等しい場合まで許容するコンディショナルデバイスの変位角は何度[°]か選べ

1.33
2.45
3.63
4.73
5.90

問題46.dB/dtを低くする撮像条件設定はどれか。2つ選べ(他の撮像条件は変更なしで撮像磁時間の延長やコントラスト変化などは考慮しない)

1.FOVを250mmから120mmに縮小した
2.マトリックスサイズを256×256から512×512に増やした
3.受信バンド幅を130Hz/pixelから100Hz/pixelに減少させた
4.送信RFのバンド幅を固定したまま、スライス厚を3mmから6mmに厚くした
5.EPI法においてデータ収集時間を同じにし、EPIfactorを64から128に増やした

問題47.患者に聴力保護が必要となる等価騒音レベル[dB(A)]はどの値を超えた時点から必要となるか選べ

1.80
2.90
3.99
4.120
5.140

問題48.SARを低減する撮像条件設定はどれか。2つ選べ(ほかの撮像条件は変更なしで撮像時間の延長やコントラスト変化などは考慮しない)

1.GER法のFAを90°から60°に減少した
2.SE法のTRを500msから600msに延長した
3.高速SE法の実効TEを120msから100msに短縮した
4.高速SE法のETLを9から15に増やした(エコースペースは不変)
5.撮像枚数を19枚から25枚に増やした(TRの延長や分割撮像はなし)

問題49.「MRI検査時の鎮静に関する共同宣言(2020年2月23日 改訂版)について正しいのはどれか。2つ選べ」

1.どの鎮静薬も危険である
2.モニターで監視すれば十分である
3.パルスオキシメーターは換気のモニターである
4.鎮静の深さに応じた安全基準を設けすことの意義は大きい
5.小児患者のMRI検査のための鎮静をより安全にするための基準を示している

問題50.「前立腺癌の骨転移検出のための全身MRI撮像の細則(2022年3月9日 一部改訂版)」にて必須の撮像シーケンスなどはどれか

1.全身T1強調像
2.全身T2強調像
3.白黒反転表示画像
4.b値3000s/mm2の全身拡散強調像
5.拡散調教像とほかのシーケンスとの融合画像